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1996年
金山城跡 冬のよく晴れた日の金山の山頂からの眺めはすばらしい。
室町末期から戦国にかけては、今より空気が澄んでいたろう
から、関八州全体が見渡せたといっても信じたにちがいない。
 昨年11月からの市教委の第4次発掘調査で、金山城址中
心部の実城の出入口となる虎口脇曲輪の高さ6メートル幅1
0メートルにわたる4段に重なった石垣などから関東では最
古の石積み技法による山城だったことが確認され、1月21
日午前10時から3時までの市教委の現地説明会には560
人以上の参加者があり、関心の高さを示しました。昭和35
年に太田市文化財保護調査会の篠原蔵人会長が「太田金山城
天守閣考」というものを書いていらっしゃいますが、これか
らの史跡の保存に利用ということで論議になっていくことで
しょう。金山城は戦国時代の「お城跡」だけでなく、それよ
りはるか遠い昔より人間の歴史を刻んできた太田市民の宝の
山であるということです。

県立がんセンター 武蔵野の雑木林の主要樹種である「クヌギの木」、その林
が少し失われた。高林地内にある東毛病院は、クヌギの木に
おおわれた高林古墳群という環境のなかにある。群馬県の悪
性新生物による死亡者数は昭和60年以後死因順位の第1位
となっており、病床数を増やしてほしいという要望がありま
した。県立がんセンター基本構想が、がんセンター東毛病院
の建て替えに当たり、基本理念、役割、機能強化、整備方針


が構想委員会で明らかにされた。群馬県のがん対策における
医療の拠点にするため研究、情報、快適な医療環境の創造を
図り、患者にやさしく温かな病院とし、最新診断技術の導入
や新しい医療需要の対応として、緩和ケア病棟の設備、適切
な病床数は300から400、災害対策や研究、図書、視聴
覚等の室、教育プログラムの向上と講演会の出来るホール。
県立にふさわしい周辺環境の充実のため、まず「クヌギ林」
と古墳群を守り快適な環境整備をして欲しい。

春ランマン 4月は卯月、卯の花はウツギの花のことで、ユキノシタ科
の落葉低木で普通白い花を咲かすが、わが家のウツギはピン
ク色です。今年は例年になくサクラの開花が遅れ、しかも咲
きはじめたら極度の「花冷え」にみまわれ、おかげで永い間、
花を楽しむことが出来ました。今の時期、いろんな花が咲き
乱れます。サクラをはじめ、カイドウ、ミツバツツジ、ボケ、
ユキヤナギ、レンギョウ、シバザクラ、チューリップ、水仙、
スミレ、ゆきわり草、カタクリ、名も知れぬ花々。冬の寒さ
にじっと耐え、耐えに耐えて、エネルギーを貯え、葉を落と
し、枯れてしまったのかと思ったら、地の下で春を待ち、明
日への開花にそなえて準備していたのですね。例年より1週
間程おくらせて予定をたてた隣組のお花見が見事に的中して、
天気にもめぐまれて大成功でした。「野点」や皆んなでつく
った料理とお酒で楽しい一日を過ごすことが出来ました。ま
さに「春らんまん」。



藪 藪―ヤブがなくなってしまいました。その原因の一つが河
川改修のやり方にあると思うのです。ヤブについて字典には
「雑草・雑木などの密生した所」とあります。「ゴミを捨て
る、きたない所」ともあります。きたない所だから整理して
無くして、きれいにしょうとするわけです。でも、大きな沢、
草木や竹が生え茂っている所は「魚類、その他の鳥獣が集ま
る所」でもあるのです。ヤブは決して汚い所でもありません。
人間がゴミを捨て水をよごすので、汚い所になってしまうの
です。ゴミを捨て水質を汚濁させなければ、魚類や鳥類の集
まる所であり、生命を育む大切な場所でもあるのです。ヤブ
をなくすのではなく、魚類や鳥類のたくさん集まってくる所
にしなければなりません。そうすることが人間にとっても必
要なことであり、自然のバランス、再生にとっても大切なこ
とだと思うのです。河川改修にはもっと工夫を凝らす必要が
あると思うのです。

税金に課税 ガソリン税に消費税が課税されていることを知っています
か。ガソリンには1リットルにつき53・8円の税金がかけ
られています。そのガソリン税に対して消費税が課税されて
いるのです。皆さんが給油所に行って10リットル給油して
もらったとして(単価100円)1030円を支払います。
その内訳は、ガソリン税が538円その消費税が16・14
円。ガソリン462円、その消費税が13・86円。合計1
030円となります。税金がなかったらガソリン10リット


ル462円で購入出来ることになります。しかも462円の
なかには、関税などの税金も含まれていますから、実にガソ
リンの場合は60%近くが税金となるのです。橋本内閣は来
年4月1日から消費税率を5%に引き上げることを閣議決定
しました。税金に税金を課税するという奇妙きてれつなこと
が消費税導入によっておこっています。庶民いじめ、課税の
民主主義を破壊する消費税は廃止しかありません。

還暦「もう少しで還暦を迎える年ですよ」「子どもたちが還暦と
定年退職を祝ってくれましたよ」という話をよく耳にします。
その還暦とは「本卦がえり」とも言い十干(甲乙丙丁戊己庚
辛壬癸)十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉
・戌・亥)を組み合わせて、60の周期で日を数えるのを中
国の殷の時代から初めて、そして年や日にも使うようになり、
日本に伝えられました。60歳に達すると再び生まれた年と
同じ干支年にめぐり合えるのでそれを祝うのです。現在ほと
んどの会社が「60歳」定年制を採用しています。そして退
職したら年金生活に入るわけですが、還暦のお祝いと同時に
支給されている年金が5年も先になるというのは政治の貧困
といわずして何といおうか。「六十の手習い」というコトワ
ザがあります。現在いわれている「生涯学習」ということな
のでしょうが、私も放送大学に入学して1年、学問の楽しさ
を味わいはじめているところです。あなたもどうですか。



太田空襲 6本植えたヒマワリの1本が6メートル以上の大木?に成
長した。茎の直径約6センチ。ヒマワリの所には防空壕があ
った。昭和20年2月10日、小学2年生だった私は母の帰
りを待って一人で中にいた。午後2時半頃より4時頃までB
29の5個編隊52機による中島太田製作所に対する爆撃が
あった時です。それから16日、25日の3回の空襲で太田
工場は75%の施設が破壊された。4月4日未明の空襲によ
って太田駅とその周辺が爆撃され、この時、駅北にあった「
受楽寺」は跡かたもなくなり、後になって現在の所に再建さ
れたのです。私の住んでいた所は、工場の社宅や寮があった
ためよく爆撃されたが、「御嶽神社」のお蔭で(当時みんな
がそう言っていた)郵便局の所の1発が爆発しただけで、ほ
とんどが不発弾であった。太田市の戦争による被害は不明。
何故なら、終戦直後書類は全部焼却処分にしたからです。た
だ、戦後になって調べた被害家屋数が、946軒とあるだけ
です。

投票率 新潟県巻町での「巻原子力発電所建設」の賛否を問う住民
投票がおこなわれた。投票率88・29%。反対1万247
8票、賛成7904票。沖縄県の「米軍基地の整備縮小・地
位協定の見直し」の賛否を問う県民投票がおこなわれた。投
票率は59・53%。賛成46万9770票、反対4万36
72票。但し、投票率が低いのと反対票が少なかったのは、
自民党が棄権することを決めたからです。年々各種の選挙で


投票率の低下が目立っています。特に参議院や首長選の時は
ひどいものです。何故なら大事な問題、国民・住民の関心事
については故意に争点をぼかしたり「この問題にはなじまな
い」といって避けてしまう。こういうことを繰り返していれ
ば投票率の低下は当然の結果です。直接投票は争点がはっき
りしており、今度行われる衆議院選挙は真に争点のはっきり
したものです。「消費税5%増税に賛成か、反対なのか」態
度をはっきりさせなければならない選挙です。

726万票「全国726万票、太田市5300票」。今度の総選挙で「
日本共産党」と書いて投票してくれた数です。この数字の中
に込められた希望、願い、歴史といったいろんな重みを感じ
ます。特に消費税増税に対する「怨み」「憎しみ」をひしひ
しと感じました。弱い者いじめ、最大の不公平税制といいま
すが、おとしよりや子どもたちからの反応が大変ありました。
「消費税はこまります」「日本共産党、ガンバッテ」手をさ
かんに振ってくれたのは子どもたちでした。日本共産党は創
立してから74年、以来公約実現のためには生命をかけてガ
ンバッテきた党でした。その最大のものの一つが「主権在民」
という「公約」であり現在の憲法に結実させました。日本共
産党という名前を変えたらどうか、という意見を言っていた
姉の所へ行って今度の選挙での協力についてお礼を言ったつ
いでに、そのことについて尋ねたら「変えない方がいい、筋
を通してきた党だし、筋が通っている」。



八瀬川 北風のなかを「ジョリ」という名の小型犬と一緒に、毎朝
八瀬川のほとりを散歩しています。下水道の普及でずいぶん
川の水がきれいになってきましたが。子どもの頃にくらべた
ら、まだまだといった感じです。竹で作った「ウケ」、ミミ
ズをつけた「オキ」などを設置しておいてウナギを取ったも
のです。その頃でもめったにウナギは取れなかったけれど、
食べた記憶があります。今ではフナが中心でしょうけれど、
数人の釣人が糸をたれているのをみかけます。いろいろな鳥
にも出会います。カモがずいぶん殖えました。シラサギ、セ
キレイ、ひよどり、この間などはカワセミを見ました。ほん
とに驚きました。カワセミは「翡翠」といわれる程美しい鳥
で、その美しい羽根のために人に捕らえられたり、水辺のカ
ゲに穴を掘って巣をつくるため、河川改修で川岸がコンクリ
ートでおおわれたりしたために、ほとんどがみられなくなり
ました。他の生物との共生を考えずして、人間の将来はあり
ません。


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