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1999年
介護保険制度 太田市における65歳以上の高齢者人口は、昨年4月1日、
1万9148人(総人口比率13・08%)「介護保険制度」
が導入される来年4月1日では、2万150人を予測してい
ます。高齢者の増加にともない、援護を必要としている老人
も平成5年度で1406人になっており、12年度では19
06人を予測しています(資料=老人保健福祉計画による)。
前橋市の調査では「健康」な65歳以上の市民の2割近くが
日常生活の自立に問題をかかえていると発表しています。太
田市の予測の少なさが気にかかる所です。それ以上に心配な
のは、介護保険料と利用料の1割自己負担の問題です。本市
は平成9年3月より、税金の滞納者に対して行政サービス制
限を決めていますが、未納者への給付差し止めの罰則をやめ
させ、保険料減免制度をつくり、現行福祉で利用料無料の人
は無料、新しくサービスを受ける人も所得や生活実態に応じ
た減免制度をつくっていくことが望まれます。

政治の流れを変える サクラが見ごろを迎え、各地で「お花見」がやられていま
す。八瀬川のほとりや菅塩の桜は有名ですが、近くの小さな
公園の桜もすてたものではありません。そういった路地裏の
小さな公園の周辺で、日本共産党の支部員が「パンフレット
販売中」のノボリ旗を立て、ハンドマイクをにぎり、パンフ
の内容を紹介する人、販売する人、政策チラシを配布する人、
公園で子どもと遊んでいる若いお母さんや孫を背負ったおば


あさんと対話したりと大変なにぎわいです。「就学前の児童
の医療費の無料化は大変たすかっています」「市営バスはも
っと利用しやすいように改善して下さい。」「来年4月から
の介護保険については、よくわからなくて不安です」など活
発な対話がされています。「四万十川ダム」建設や、売れな
い工業団地づくりなど、「開発優先」の市政から「住民本位」
の福祉・暮し優先の市政へ、政治の流れを変えるために、皆
さんの力をかして下さい。

上毛古墳綜覧 昭和10年、群馬県が全県的に学校の先生を中心にして1
500人以上を動員して古墳を調査し、その結果を「上毛古
墳綜覧」に発表していますが、それによると太田市域におけ
る古墳の数は814となっています。その後の調査などでわ
かったものを加えると総数は1000を越えるのではないか
と思われます。古墳の形も前方後円墳をはじめ、円墳、帆立
貝形、方墳、前方後方墳などがあります。私の住んでいるこ
の周辺は、たくさんの古墳があった所ですが、戦争中、中島
飛行機の社宅をつくったためにほとんど破壊されてしまいま
した。その中の一つを今調査している所ですが、少年の頃、
探索した古墳ですので涙が出る程なつかしさがこみあげてき
ました。横穴式石室は原型ををとどめない程破壊されていま
すが、その石室の外壁を厚さ20センチ以上の粘土でつつん
でいるというのがわかり、びっくりしている所です。文化の
「カタマリ」のような古墳は大切にされなければなりません。



金山丘陵地開発 中強戸、吉沢、太田をまたがる約41ヘクタールの丘陵地
を、民間会社が住宅団地として開発している途中で行き詰ま
り、その後を太田市土地開発公社が事業を継承して行うとい
う問題がもちあがっています。この開発地は金山丘陵の一部
であり、最高点は112メートルで、この丘陵地の開発残土
を北関東自動車道の盛り土に供給するということですから、
この周辺の地形と景観はまるっきり変わってしまうことにな
ります。この丘陵地は文化財の宝庫です。「前方後円墳」と
の関係で、最近注目されてきた「前方後方墳」の寺山古墳が
あり、8世紀に造られたという「瑞光寺跡」や、石器時代に
までさかのぼる遺跡群もあり、大変貴重な地域です。これを
全部破壊しようというのです。金山丘陵は幾千年となく生活
してきた人々の文化の蓄積地であり、現在では太田市民共同
の財産です。その共同の財産である文化財や景観、地形を守
ることは太田市民の責務であると考えます。

不発弾 国道354号線にかかる八瀬川橋のたもとにタヌキが死ん
でいた。ここより上流にある高沢橋の更に上流にある昔の防
空壕に住んでいると噂されていたタヌキにちがいない。この
周辺を散歩しているお年寄りで目撃した人は多い。2匹でい
たということから夫婦にちがいない。どちらだろう?可哀想
に。そのタヌキの住んでいる防空壕は「馬の背」という小さ
な丘の西側の林の中にある。その丘は、実は金山城の出城の
あった所で「高林城」といわれ、梶塚豊後守という武士が守


っていたと伝えられています。この小高い丘も戦後、米軍の
投下した「不発弾」をここに集めて爆発させたために、ふっ
とんでしまい跡には大きな穴だけが残りました。今では「群
馬NEC」が建っています。ここの地名は「天神」といいま
す。ここから1キロメートル東南方で不発弾がみつかり、自
衛隊不発処理隊が発掘と信管除去作業を行うということです。
投下されてから実に52年がたっています。

生産者米価 新米が出回り毎日おいしい御飯が食べられる頃となりまし
た。ここら辺りでは長手や北金井、菅塩の米がおいしいとい
われていますが、もっとも古くから稲の栽培が行われていた
地域です。今でも、菅塩、長手や熊野の寺入には溜池が残っ
ていますが、昔は規模も大きくもとたくさんあったにちがい
ありません。米作りには水の管理はかかせません。日本列島
で灌漑設備をつくり、組織的に稲の栽培を始めたのは、今か
ら約2400年前といわれ、それ以前からも食べていたこと
がわかってきました。農水省が米価審議会に示した今年の生
産者米価は1俵1万5104円。稲作の生産にかかる費用が
2万円なのに25年前の水準に逆戻りする米価です。「農業
つぶし、食料の自給率引下げ路線やめよ」と農民運動全国連
合会が抗議していますが、米の減反や市場原理最優先、自由
化などによって、2400年以上続いてきた「米の文化」を
破壊してしまっていいものでしょうか。


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