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2009年
定額給付金 市内至る所に「生活を守るのは公明党」というポスターが
貼られています。しかし、自公政権により、社会保障では、
医療、年金、介護の負担増、障害者自立支援法による負担増、
生活保護の切り下げ、後期高齢者医療制度の導入、税金では、
配偶者特別控除の廃止、年金課税の強化、定率減税の全廃な
どにより、国民の負担増は2001年度と比べると、08年
度は13兆円、7年間の累計で50兆円近い負担増・給付カ
ットになっています。そして「消費税増税」の閣議決定です。
これで「生活を守る」と言えるのでしょうか。
「定額給付金」が「生活を守って」くれるというのでしょう
か。給付は住民基本台帳に基づいて行われるため、最も支援
が必要な生活困窮者に届かない可能性があります。路上生活
者や〝ネットカフェ難民″など、現住所で住民登録していない
い人などには支給されないし、家庭内暴力で夫から逃げてい
る被害者への給付も困難です。さらに給付には実に825億
円の事務費用がかかわります。さらに問題なのは、仕事を丸
投げされ、押しつけられた地方自治体です。大変困っている
ということです。
「定期給付金」は生活支援としても、景気対策としても役立
たないし、疑問視する人が多い。友人などに聞いても「くれ
るのならもらうけど、ひも付きで後がこわい。それに選挙目
当てのバラまきだね」という意見です。
 同じ2兆円を使うならもっと有効な使い方があり、たとえ
ば生活必需品、とくに食料品にかかる消費税率を引き下げ、
1年間非課税にすれば家計に占める食費などの比重の高い低


所得者に、より手厚い支援となるし、消費拡大の刺激にもつ
ながります。

待機児「小泉構造革命」一つとしてはじめられた「認定子ども園」
が導入後3年になるにもかかわらず伸び悩んでいるので、厚
労省は「社会保護審議会少子化対策特別部会」に「新たな保
育の仕組み案」を示し、保育の仕組みを根本から変えてしま
おうとする動きに出ています。
 新制度では、親は「自己責任」で条件に合う保育所を探し、
契約を結ぶ。保育サービスの対価として保育料を保育所に納
入。滞納すれば契約解除の恐れ。自治体の保育実施義務がな
くなり、企業などの参入を促すため、園庭や調理室の設備義
務、保育室の面積基準などの最低基準を緩め、「質を下げて
保育所を増やす」という方向にすすむ危険があります。児童
福祉法を変えて、2013年度から新制度を実施する予定で
す。
 親は自分で保育所を探し、「直接契約」を結ばなければな
らない方式を導入する制度改悪に対し、「保育をカネ次第に
してはならない」と保育関係者の間に反対の声が強まってい
ます。
 いま、制度いじりの議論をやっているよりも、保育所を増
やさないと子どもたちはどうなるのか。定額給付金に使う2
兆円があれば、待機児を解消するだけの保育所を、国の責任
で一気につくれるし、景気、雇用対策としても、少子化対策


としても有効ではないでしょうか。           
保険料あって介護なし 介護保険制度が導入されてから10年目に入りました。訪
問介護や通所介護など、太田市内には「指定居宅介護支援事
業者及び介護(予防)サービス事業者」による254の施設
があり(2009年3月現在)、市外の事業所も含めて介護
サービスを受けられるようになっています。
 しかし、介護サービスを受けるには、まず要介護認定をう
けなければなりません。要介護認定には1次判定と2次判定
があり、1次判定で介護の必要度を、要支援1、2、要介護
1から5までの7段階に判定します。2次判定は介護認定審
査会で行い、最終的な要介護度が決まります。
 厚労省は4月から、要介護認定の新基準を導入しようとし
たものの、現場からの批判が噴出したため見直し策を発表し
ましたが根幹はかわらず、実態に合わない、「常識外れ」の
基準がたくさん残されたままです。要介護度を勝手に下げて、
必要な介護サービスがうけられなくなったら死活問題です。
そもそも要介護認定は、介護サービスを受ける権利を奪って
制度です。

介護保険「市民は、個人としての尊厳が重んじられ、その家族は有無
その他の社会的、経済的、身体的または精神的状態にもかか
わらず、その人にふさわしい自立した日常生活を営むことが


できるよう、介護を必要とする状態の程度により介護サー
ビスを利用する権利を有する」(太田市介護保険条例より)
 太田市の65歳以上(第1号被保険者)の人数は4万16
98人(19%)です(2009年4月1日現在)。要介護
(要支援)認定者数は6375人、そのうち居宅介護(介護
予防)サービス受給者数は3731人。地域密着型(介護予
防)サービス受給者数は318人、施設介護サービス受給者
数は1107人(09年3月分)。特養ホームの定員は69
0人(09年4月1日現在)、待機者は693人(08年4
月1日現在)。
 要介護(要支援)認定者6375人のうち5156人は何
らかのサービスを受けていますが、1219人は認定を受け
ながらサービスを受けていないでいます。住宅介護(介護予
防)サービス受給者の利用限度額に対する平均利用度は44
・5%と半分以下の利用にとどまっています。
 介護保険の利用が低調なのは、背景に重い利用料があるこ
とは言うまでもありません。保険料を下げて応能負担にする、
利用料は無料をめざす、滞納者への制裁をやめるなど、経済
的にたえられない人には負担を求めずに介護提供をするしく
みをつくるなど、公的介護制度の抜本的な見直しがますます
重要になっています。(資料は太田市介護サービスかより)

学童保育 働く親が放課後の子どもを預ける学童保育の入所希望者が
増え続けています。共働き家庭、ひとり親家庭が増え続けて


いるためですが、太田市おける学童保育所は32カ所(20
08年4月1日現在)ですが、施設よっては100人を超え
る所もあり、国の指針で70人を超える施設には「助成金を
全廃」ということもあり、分割がすすめられていくことでし
ょう。
 太田市はこの4月から、「放課後子ども教室」をはじめま
した。来年からは全部の小学校で実施していくとしています
。保育園もそうですが(1カ所を除く)、学童保育所もすべ
て民間の運営に委ねられている太田市ですが、専門性に見合
う指導員の待遇はあまりにも悪すぎるのではないでしょうか
。親たちと指導員が一緒になって運動し、制度をつくってき
た歴史を持つ学童保育ですが、太田市もそうです。そこでは
劣悪な条件のもとで働く指導員が自から事態を打開しようと
実践を積み重ねてきました。指導員の自主的な組織である「
太田市学童保育指導員会」は定期的に研修会を開いて、20
人程の参加者を得て、指導員の力量をあげる努力をしていま
す。
 保育園の保育士として9年間勤務し、その後31年間学童
指導員としてやってきたAさんは「学童保育の指導員は、親
の代わりにはなれないけれど、親ができないこと、親が悩ん
でいることを手助けし、親と一緒に子どもを育てていく仕事
です。信頼できる施設となって地域に根ざしていくには、ず
っと働き続けている指導員がいることが大切ではないでしょ
うか」と語っています。



セーフティネット 今年3月の生活保護世帯が前年比1万4478世帯増の1
19万2745世帯(165万4612人)にのぼり、過去
最多を更新したことが厚労省のまとめで分かりました。
 昨秋以後の世界経済危機の中で「非正規切り」など、雇用
破壊によって正社員にまでその影響が及び、大量の失業者や
ホームレスがでています。自公政権の社会保障抑制路線のも
とで、自治体窓口で受給申請書を渡さないなど、「水際作戦
」と呼ばれる厳しい受給抑制が行なわれてきました。それに
もかかわらず、保護世帯数・実員数ともに1995年以降急
上昇を続けており、「構造改革」の強行が貧困を拡大してき
たことは明白です。
 太田の生活保護世帯は、2006年度が402世帯(46
4人)、07年度が397世帯(450人)、08年度が3
90世帯(452人)と減少しています。喜ばしいように見
えますが実態はどうなのでしょうか。
 06年度に生保窓口を訪れた人は318人、受理件数は7
8件、07年度は318人、受理件数は55人、08年度は
570人、受理件数は60件となっています。6月28日の
「おおた派遣村」を訪れて生活保護申請をした人は39人、
受理された人は14人(7月7日現在)です。
 95年の労働法制の「規則緩和」、97年の税滞納者に対
する「行政サービスの制限」、02年度からの、毎年220
0億円の社会保障費の削減路線によって、セーフティネット
が破壊され、生活保護が最後のいのちと生活を守る「とりで
」となっているというのに…。



選挙制度 いよいよ総選挙です。
 太田市を含めた群馬3区(藪塚地区は2区)で日本共産党
は候補者を擁立しません。その理由はいくつかあるのですが、
主体的力量不足やお金の問題もあります。国政選挙に立候補
するには、小選挙区300万円、比例代表600万円もの「
供託金」が必要です。アメリカ、ドイツ、イタリア、フラン
スでは供託金制度はなく、制度のある国でも、イギリス10
万円、オーストラリア5万円などと比較にならない低額です。
 現在の衆議院(総定数480)の選挙制度は、当選者が1
選挙区1人小選挙区制(300)と、議席を各党の得票に応
じ配布する比例代表制(180)から成っています。衆議院
300議席を小選挙区制で選ぶため、05年総選挙では、投
票率47・8%の自民党が議席の7割以上を占めました。日
本共産党は7・3%の得票率でしたが議席はゼロでした。小
選挙区制は大政党有利の民意をゆがめるものです。
 480議席をすべて比例代表制にすると、自民党は得票率
38・2%で183議席、民主党は30%で149議席、日
本共産党は7・3%で35議席になります。小選挙区制が実
施されている国は、イギリス、アメリカ、カナダ、オースト
ラリア、フランスなどで、他の多くの国は比例代表制です。
 自民党は50の比例定数削減を出しています。民主党は8
0の比例定数削減を「ムダ使い」の項目で扱っています。
「ムダ使い」なら、自民・民主両党が「聖域」にしている軍
事費や大企業への補助金を削るべきです。「身を削る」とい
うなら、国民の税金320億円を「山分け」する政党助成金
こそ見直すべきではないでしょうか。



自・公政権 国民のくらしや平和を壊してきた自民・公明政権が国民の
きびしい批判を受け、ここ群馬3区でも歴史的敗北を喫し、
退場することになりました。
 今回の総選挙で落選した議員で注目したいのは、自民、公
明、民主、国民新党など、超党派の国会議員・元議員でつく
る改憲派の議員集団「新憲法制定議員連盟」所属議員の大量
落選です。改選前139人いた議員のうち、再選されたのは
53人だけです。党派別にみると、自民党は122人のうち
再選は39人で73人が落選(引退や市長選などへの転身者
10人)、公明党は1人で変化なし、民主党は1人が引退し、
10人から9人に、国民新党は1人が落選し、2人から1人
に、新党大地は1人で変化なし、無所属議員は1人が引退し、
3人が2人になっています。
 日米の軍需利権を掌握してきた「日本平和文化交流協会」
理事を務める自民党などの議員が今度の選挙で落選や引退し
全滅しました。同会は軍需利権の黒幕的人物とされた秋山直
紀理事が取り仕切り、自民、民主など各党の国防族議員や日
米の軍需企業関係などが集う「日米安全保障戦略会議」を主
催してきました。同協会の理事には前原誠司氏や民主党議員
も名を連ねていましたが、秋山氏をめぐるスキャンダルが明
るみに出て以降距離をおいています。
 また、沖縄の辺野古での米軍新基地計画で、沖縄県の4つ
の小選挙区での基地推進派がゼロになりました。沖縄での「
自公体制の崩壊」です。今回の総選挙の歴史的変化を実感さ
せるものです。



八ツ場ダム「耶馬溪しのぐ吾妻峡」と上毛カルタにうたわれた吾妻渓谷
が「八ッ場ダム」の建設によって失われようとしています。
 吾妻渓谷は八ッ場ダムによってその上流部の3分の1が破
壊されるか、ダム湖の底に沈んでしまいます。それだけでな
く、残された流域の警告も今の美しさを失ってしまいます。
下久保ダム直下の三波石峡を見ればわかるように、岩肌をコ
ケが覆い、草木が茂って様相が大きく変わってしまった例で
もお分かりでしょう。岩肌の美しさは時折来る洪水によって
表面が洗われることによって維持されるわけです。
 ダム湖によって水没する川原湯温泉は、約800年前に源
頼朝が入浴したと伝える名湯ですが、源泉が二つあり、岩の
割れ目からコンコンと湧き出ているのと、ボーリングをして
給湯しているのとあるそうですが、もちろん、岩の割れ目か
ら湧き出ている温泉の方が泉質はいいでしょう。でも両方の
源泉とも湖底に沈んでしまいます。ボーリングした温泉の方
は何とか導湯できるとしても、岩の割れ目から出ている温泉
の方はどうするのでしょうか。
 国と県は、八ツ場ダム湖を観光資源としてダム予定周辺を
一大リゾート地にする地域振興構想をしめしていますが、上
流の観光地や牧場等から多量の栄養物が流入してきて植物プ
ランクトンが異常増殖し、水質悪化が避けられないといわれ
ています。貯水池に汚れた水が溜まっているダム湖が観光資
源になるはずがありません。



食料自給率 おいしい新米がでまわり〝天高く馬肥ゆる〟季節となりま
した。
 太田の主力産米は「ゴロピカリ」。学校給食にも使われて
いる、おいしいお米です。おいしいお米といえば、長手や北
金井、菅塩等の山際のものがおいしと言われています。地元
の農家の人の話では、土、水、空気が関係し、そのうちでも
特に土壌が関与していると思われると言います。他地区の田
ん圃より肥料が少なくてすむそうです。
 食糧自給率41%(カロリーベース)と世界でも異常に低
い日本です。最大の輸入穀物はトウモロコシで、主に家畜の
飼料に使いますが、世界では主食とする国も多い穀物です。
バイオエタノール需要もあり高騰し、将来に不足も指摘され
ています。
 農水省の「農業食品産業技術総合研究機構作物研究所」で
開発され、2008年に登場した超多収穫米「モミロマン」
と言う品種が、国産の飼料米として注目されています。東京
農業大学にある実験水田の中で、普通の稲作では、10アー
ル(1反)420キロから530キロの収穫ですが、「モミ
ロマン」は1100キロの収穫があったそうですから、2倍
以上の収量です。
 日本共産党の「農業再生プラン」でもとりあげられ、「水
田稲作が適している我が国の条件をいかして、茎や葉も丸ご
と家畜用エサにできる飼料米の実用化にちからを注ぎ、耕作
放葉地や休耕田などの生産をひろげ、単位面積当たりで食用
米なみの所得を補償します。」と提案しています。

 


おおた派遣村「おおた派遣村」が天神公園で第2回目を開村しました。京
野菜のひとつ「九条ネギ」で味噌汁をつくり、5日の派遣村
の炊き出しにつかいました。「九条の会」の名前にあやかっ
て作ってみました。グルメ嗜好で京野菜が注目されている昨
今ですが、やわらかくて甘いとまあまあの人気でした。
 地球温暖化の影響なのか、関東地方でもミカンが甘くなっ
てきているというテレビの話題ですが、私の家のミカンも2
・3年前から少しずつ甘くなってきているようでです。派遣
村ポランティアのスタッフに試食してもらったところ「甘い」
ということで、みなさんに2箱ばかり食べてもらいました。
スタッフも「やっぱり温暖化の影響なのかね」ということで
話題になっていました。
 第2のセーフティネットと呼ばれる「ワンストップサービ
ス」という支援制度が、全国77カ所で試行されましたが、
大都会にあるハローワーク太田安定所をはじめ群馬県では1
カ所も実施されませんでした。失業者への仕事、住宅、生活
など、総合的支援を1カ所でできる「ワンストップサービス」
ですが、自治体はどこも人員不足だから、政府が人員や緊急
宿泊施設の確保など、財政措置に責任を持って、全国にワン
ストップサービス窓口を常設して、万全の態勢をつくってい
くことが求められているのではないでしょうか。それに生活
保護に対する地方負担を軽減し、国としてもっと財政的に責
任をもつべきではないでしょうか。
 
 


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