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1977年
子ども遊び きびしい寒さではあっても静かな天候にめぐまれた年あけ
でした。私の小さい頃のお正月はタコあげ、コマまわし、ハ
ネつき、カルタとりなどがおもな遊びでした。しかも「肥後
守」を使って、お正月が近づくと一生懸命競争してつくって
遊んだものでした。誰のが一番よく廻り、誰のが一番よくあ
がるかを競走したものでした。
 それが今では、タコが洋ダコになり、コマがアメリカンヨ
ーヨーになったりで、ずいぶん子供の遊びもかわったもので
す。
 子供たちのことで気になることがあります。それは鉛筆け
ずりがナイフから電動の鉛筆けずり器になったことと、ハシ
の使い方がヘタになったことです。ナイフを使わせると危険
であり、食事の変化によりフォークやスプーンを使うことが
多くなったためでしょうが、日本人の器用さが子どもの時の
遊びに原因していることを考えると、安易な便利さや目先の
ことだけで物事を判断していくと、どういう日本人が出来る
のか不安になります。

プレハブ教室 太田で約2200人の4月からの新入学児童が身体検査と
知能テストを受けました。つきそいのお母さん方は子どもた
ちと同じように期待と不安に胸をふくらませていたことでし
ょう。この子どもたちに組織的に、きちんとした学問と規律
を身につけさせる第一歩がはじまるわけですが、、新入生を
むかえる教育環境はのぞましいものではありません。教科・


学力評価、教師と父母との連携、学校運営の民主化などの諸
問題をはじめ、のぞましい教育環境づくりなど、山積した問
題をかかえております。南小学校では校舎不足からプレハブ
教室で学ばなければならないと、今から子供たちは胸をいた
めております。
 28日から31日まで、埼玉県でひらかれた「教育研究全
国集会」は「わかる授業・たのしい学校」づくりを積極的に
すすめるなど四つの課題を提起し、2000通をこすレポー
トが提出され熱心な討論がくりひろげられましたが教育の危
機を救う一つの力がこの集会にあると期待してます。

税制 2月16日から確定申告受付が開始され、庶民には頭の痛
い税金の季節がやってきました。
 現在、所得税の納税者の数は3372万人、国民3人に1
人の割合になっています。この内訳は年収200万円以下の
低所得者層が全体の74%、300万円以下では全体の91
%を占めています。一方、大企業・大資産家の所得には不公
平税制による特権的減免税で優遇しています。
 分離課税方式などにより軽減された大金持ちの税額は74
年度で6659億円もあり、大企業への税の優遇は各種引当
金などで2兆6000億円にも達しています。
 不況とインフレで苦しんでいる私たちは、もうこれ以上不
公平税制をゆるしてはおくわけにはいきません。
 今国会で議論になっている「一兆円減税」は国民生活を守


るうえで、ぜひ必要な最低限のものです。その財源は「大企
業への優遇税制のほんの一部手直しで十分可能」であると、
共産党は試案を示し、明らかにしました。

高校生活 春、3月。卒業式のシーズンを迎えるわけですが、群馬高
教組が公立高校54校の1万3926人を対象におこなった
「高校生の意識・行動・学習などについてのアンケート調査
の結果」を発表しました。
〇全体の半数が希望しない高校に通っている
〇「高校に何を期待してきたか」の問いに「何も期待してい
 なかった」「遊ぶこと」が全体の25%
〇授業について、「ほとんどわからない」18.4%、「ま
 ったくわからない」3.4%
〇「非行について」、4月から9月までの半年間に「たばこ
 を吸った」で3年男子50%、女子12%、「マージャン
 をやった」3年男子43%、女子5%
 同高教組は、これらの状況をつくり出しているのは、基本
的には政府の教育政策にあると指摘するとともに、教育に責
任をもつ立場から「わかる授業、たのしい学校づくり」の実
践をおしすすめ地域、父母に実態を明らかにして、PTA、
地域ぐるみの取り組みをしなければならないとしている。



子ども会育成会 利根川の土手にもツクシのボウヤがそろそろと芽を出しは
じめ、田んぼでは母親と子どもが春のあたたかい日ざしをあ
びながらセリつみをしている風景をみかけるようになりまし
た。
 最近「育成会」活動がさかんになり、地域での青少年の不
良化防止や健全な育成のために一定の役割をはたしています。
新入生歓迎会・公園の掃除・夏祭り・キャンプ・花火大会・
一万歩運動・モチツキ・カルタ会・卒業生歓送会等々それぞ
れの単位会で創意工夫をして行事を組んで、それを通じて「
親子の対話」がやられ、地域ぐるみで子どもの成長を見守る
という効果をあげています。さらに「子ども図書館」をつく
り、童話を読んでやったり、よい本を選んでやったりして進
んだ所も出てきています。
 育成会にもいくつか問題があります。子どものためを思っ
て運営にあたらないで、大人のエゴで会をひきまわしたり、
単位会には市からの援助がゼロ、中学生や高校生には手がと
どかなかったり。

桜 花なら桜|暖かい日ざしの下で、孫たちを連れておばあち
ゃんがのんびりとお花見。
 文字通り車座になってお花見を楽しむ人たちや、テレビで
居ながら名所の桜見物を、とお花見もさまざま。
「大学受験が近づいたんだナ・・」「私に実力と信念とお金
があれば大学選ぶのにこんなに迷わないんだけどネ・・」と


話していた高校生・・桜も観られたろうか?
 またこの時期は転勤などの人事異動の時期ですが、その家
族の人々の負担も大きく、「花も観られなかったわ」という
奥さん。「夜勤ができないなら辞めてもいいから!」と言う
会社もある。桜のつぼみがふくらみ始める頃、一人の労働者
が農薬を飲んで自殺するというショッキングな事件もあった。
 桜は華やかさの代表。然し別離と涙も連想させられる。桜
の花の影をなくすためにも政治の花を咲かせねば。

冷夏 低温のため子どもたちのセミをとる姿を見ないで、夏休み
が終わってしまいました。
 明治20年10月に開設された前橋気象台は、はじめて「
低温情報」を出して、農家に注意をよびかけました。
 それによると、8月中旬の日照時間はわずかに4時間で、
平年の62時間に比べ異常に少なく、平均気温も27・7度
と平年より約3度低くなってます。そうしたことから、農作
物への影響は甚大で、夏野菜が日照不足と低温で生育がとま
り出荷も大幅に減少。そのためネギ、ナス、キュウリ、トマ
トなどが値上りし、主婦は悲鳴を上げています。
 異状は自然現象ばかりではありません。ヨーロッパではナ
チの生き残り秘密組織がヤミでうごめき、日本ではA戦犯が
政治の表舞台で活躍しつづけており、どっちにしても背筋の
寒くなるようなおもいです。



老人医療費の有料化 私の母は74歳。現在もなお元気に掃除、洗濯、炊事にとは
りきっております。父とは15年前に死別していらい、朝5
時頃から仏前でお経をあげるのを日課としております。
 元気な母も時には「足が痛い」「カタがこる。血圧が高く
なったようだ」ということがあります。「今日は病院に行っ
てきた。○○さんがいた。ずいぶん年をとってしまったね」
と話してくれます。
 せっかく実現した「老人医療費の無料化」を政府は「有料
化」にしょうとしています。老後を安心して暮らせるように、
長生きしてよかったと思えるように、という皆さんの願いの
一つとして「老人医療費の無料化」の実現をかちとったもの
です。
 9月15日は「敬老の日」。各地で老人の自殺が相次ぎま
した。「敬老」には程遠い政府の福祉政策ですが、せめて「
医療費の無料化」は続けてほしい。

子どもの自殺 異常な事が続発する今日この頃です。
 子どもの自殺、暴力団の横行、ハイジャック、飛行機の墜
落事故、麻薬のハンラン・・・。
 なかでも子どもの自殺の増加は異常なものがあり、悲しみ
と同時に子どもをもつ親の一人として、やりきれない気持ち
でいっぱいです。
 子どもの自殺はここ10年間に2倍以上に増加。アメリカ、
フランス、イタリアの2倍、イギリスの6倍という割合で発


生。しかも低年齢化が目立ちます。自殺の動機も「親にしか
られて」「夏休みの宿題ができない」「テレビのチャンネル
争いに敗れ」「進学、受験勉強につかれ」など、一見些細な
理由が多いのも特徴です。
 交通事故、労働災害、親子心中など子どもに生命を軽く考
えさせている現実。殺人と暴力にあふれるテレビや雑誌、子
どもたちが生命の尊さを学ぶにはあまりにも障害が多すぎま
す。

魚つり 4年生になった息子と2人で、久しぶりに魚つりに出かけ
ました。出かけたといっても、家のすぐ西を流れる八瀬川で
すので、歩いて1、2分のところですが、息子は大変はしゃ
いでいました。
 秋の日ざしをいっぱいあびながら、父子2人でのんびりつ
り糸をたれておりました。「お父さんの子どもの頃は、ここ
で水泳も出来たんだよ。魚もメダカ、フナ、クキナマズやウ
ナギまでとれたんだ」「ウナギもいたん?!よかったなあ。
今とれるんは、ザリガニだけだよ」。案の定、つり糸をたれ
ていると、かかるのはザリガニばかりでした。でも息子とい
ろいろ話をしながらつっているとフナが数匹つれました。フ
ナがつれたので子どもは大変よろこびました、「お父さんは
この八瀬川で遊びながら大きくなったんだよ」「ウナギがと
れるようになるといいね」。今日の戦果はフナ数匹と・・・。



島村の渡し 関東平野の真中を流れる利根川「坂東太郎」とよばれるそ
の川のほとりに、妻のふるさと島村があります。島村は利根
川をはさんで、川南と川北とにわかれ、橋がないので、昔か
ら舟で行来きしておりました。妻も小学校1年生から中学を
卒業するまで、9年間利用した思い出深い渡し舟で、今でも
その渡し舟があり、中学生が利用しているという話を聞いた
ので妻と子ども、それに近所の子どもたちをつれていってみ
ました。木で出来た小さい舟で、舟頭さんも舟も当時のまま
でした。子どもたちに妻が、渡し舟にまつわるいろいろなエ
ピソードをきかせていました。舟頭さんが「この渡しも廃止
されるかもしれない」とさびしそうに話しておられました。
 政府は超憲法的な「非常時立法」を研究しているとのこと
です。私たちの住んでいるこの緑の山河を「坂東太良」を再
び戦禍でみだしたくない。

植樹「モモ栗3年柿8年ユズのバカメは18年」という古い言葉
を母から子どもの時ききました。他の意味は知りませんが、
モモと栗は3年で実がなり、柿は8年、ユズは18年も実が
なるのにかかるということだとおそわりました。
 わたしの子どもの頃、ここら辺りは雑木林の中に古墳が点
在する土地でした。林の中に入って、栗や柿、キノコやアケ
ビを取り、ササの実、ドドメ(桑の実)をとってたべたもの
です。木にのぼり、川の中に入って遊んだものですからずい
ぶんケガもしましたが、そういうなかで大きくなりました。


今では病院や団地が出来て、昔のおもかげはなくなり、子ど
もたちの生活もかわりました。
 子ども会で公園に、栗と梅の木を10本ずつ植えました。
「栗は3年で実がなるそうだから皆んなで取って食べような
」と子どもたちにいいました。来年も実のなる木を植えよう。

老人ホーム慰問 金山の裏手に太田の老人ホームがあります。現在51人の
おとしよりが生活しています。
 過日、子ども会で老人ホームへいってきました。50人で
練習した八木節と「おまんじゅう」をもって。
「八木節」は4年生以上の子どもたちが毎週土曜日夜7時か
ら9時まで「八木節保存会」の人に教えてもらい練習しまし
た。笛もふけるようになりました。
 当日は静かないい天気で、子どもたち50人の送り迎えし
て下さったお父さんやお母さん20人と老人ホームのおとし
よりで大変にぎやかなものでした。1時間という短い時間で
したが、大変よろこんでおられました。
 子どもたちに感想をききましたら、「としよりだけではか
わいそうだ」「家族とは何か、考えさせられた」「なんて言
ったらいいか言葉ではあらわせない」。
 帰りの自動車のなかでは、子どもたちは、複雑な気持のよ
うでした。


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