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1983年

みんなが
手をつなぎ
心をあわせて
六十年
もやしつづけた
革新の火を
ひとりひとりに

みんなに
向って語りかけ
人々が
平和に、豊かに、幸福に
生活するのを
妬む人のいることを
知ろう
ひとりひとりが

みんなを
大きな輪のなかに
みつけた時の
よろこびとはげみ
人々の熱き想いが
大切にされ
大きなうねりとなる
草の根の運動を
ひとりひとりを



首相の犯罪 1月26日、注目の田中角栄に対する論告・求刑がおこな
われ、大方の予想どおり「ロッキード社からワイロを受け取
ったのは明白で懲役五年」を要求した。
「首相の犯罪」と議員辞職について、朝日新聞は有識者の声
を端的に
 〇情緒的には迫れぬ
 〇しっかりせよ野党
 〇度を超す金権体質
 〇政界部隊の喜劇王
 〇国民投票をしたら
 〇会社ならすぐクビ
 〇みんなで考えよう
 〇最終判決出てから
 〇不信高める居直り
 〇草の根の運動望む
 〇田中派当選さすな
 〇民主主義への挑戦
 〇立派な引き際期待
 〇「大物信仰分析を」
(2月8日まで3回分)を掲載している。
 今年は統一地方選挙を皮切りに、参議院選に続き衆議院選
も予想されている。
 身近なところでも金権候補が動きだし、他にも供応や企業
ぐるみで選挙準備が進んでいる。批判と監視で動きを止めな
ければならない。



議員定数削減 臨調「行革」の動きにのって地方議員の定数を減らし、財
政の助けにしようとする動きがあります。
 太田市で昭和34年人口5万人強の選挙のときから、6人
減員の30人議会構成で運営されていますが、当時も財政難
等がその理由でした。
 議員定数は地方自治法によって、人口に見合った定数を決
め民主主義の一方式として代議制がとられ定着しつつありま
す。
 住民の信任をうけた議員が特別職職員として議会の内外で
市民利益のために活動し、市民生活にかかわるすべての問題
を議会で充分な論戦をつくすべきですが、実体は当選してか
ら本会議での発言なしという議員がいることもたしかです。
 この実体から数を減らして質の向上という意見もあります
が、立派な見識を持った議員が多数で論戦をつくすことは、
民主主義をすすめ市民の利益を守るために大切なことです。
 議員定数を減らして民主主義に逆行するような動きには反
対することが必要です。

確定申告「すみや」の跡地を富士重工が購入した。価格はいくらだか
知る由もないが庶民感覚からは程遠い金額であろう。富士重
工は昨年の円安で莫大な利益をあげたということです。
 今年に入り急激な円高と原油安で、石油元売会社は莫大な
利益をあげています。このところガソリンや灯油の値段はだ
んだん安くなってきておりますが、それは小売店のギセイに


よるものといっても過言ではありません。日本石油の社長は
「安い原料が入ってきても、もうこれ以上は下げられない」
といっておるようですが、まだまだ安くなってもいいはずで
す。
 確定申告の時期もすぎましたが、中小零細企業は不況によ
る売上げ減、工賃の切り下げや手形の長期化などで苦しんで
います。労働者には「人勧凍結」により賃金があがらず、人
員はへっても仕事はへらさず、いやそれ以上の生産量をおし
つけています。
 物価を引き下げ、軍事費をけずって減税をし、国民の購買
力をつけることが不況打開の道です。

自然破壊 新緑の季節となりました。でも太田では都市化が進みそれ
にともなった区画整理や河川の改修などによってますます緑
と自然の破壊が促進されています。上州名物「空っ風」の風
土のなかで育ってきたケヤキの大木とカシの木の垣根に囲ま
れた屋敷はもうほとんどみられなくなり、ブロック塀や大谷
石で囲まれた家々に変ってしまいました。
 5日から環境週間がはじまりましたが、「日本中を花と緑
でいっぱいにし、みんながニコニコする日本をつくる」と中
曽根首相は参院選の第一声でいいましたが、それは選挙のた
めだけのカッコイイ言葉だけであって、実際には緑深い森林
をつぶして1000戸以上の米軍用住宅を建てることを計画
したり、沖縄の土地を軍靴でふみにじる米第七艦隊と沖縄駐


留米海兵隊の大演習を認めているように、緑と自然破壊、国
土の荒廃の手助けをしているといってもいいようです。「日
本列島不沈空母化」に反対し、平和を守ることが日本の国土
の荒廃をふせぎ緑と花を育てることにもなります。

地球儀 私は松本清張の愛読者です。彼はよく列車の時刻表と地図
をヒントにした推理小説を書いています。私も時刻表と地図
をみるのが大好きで、特に地図は一日中みていてもあきるこ
とがありません。若い時の10年間全国各地を旅行してある
いた記憶を呼びもどしながらみているのは、なつかしさも加
わってほんとうに楽しいものです。
 地図をみていて回想の中に現れてくるのがチャップリンの
「独裁者」の一場面です。独裁者がフーセンの地球儀を頭で
つついたり、指やおしりでつついたりして彼特有の動作で遊
んでいるものです。しばらくそうして遊んでいるとフーセン
の地球儀が突然パーンと割れてしまうのです。私はこの場面
を思いだすたびに背すじが寒くなりブルッと身をふるわせま
す。指導者の地球を一人占めにしようとする危険な遊びがま
るで現在の超大国の核軍拡競争にオーバーラップするのは私
一人ではありますまい。「家族、兄弟、愛する者の命、緑な
す地球が核戦争で失なわれないように」行動を起こそう。



金八先生 先日、北中で生徒が先生を投げとばすという事件が起りシ
ョックを受けました。太田も例外ではなかったとの思いと、
父子家庭の子、母子家庭の子であったとする新聞記事に胸
が痛みます。
 ある新聞の「金八先生のような先生を望みたい」という
70歳の方の投稿にみられるように「管理する」という姿
勢ではなく、体当たりで教育に情熱をかたむける教師を望
む声はたかまっています。
 たとえ何人かの金八先生がいたとしても、臨調で教育予
算が減らされ人勧が凍結され、真剣に教育を考えようとす
る日教組大会が右翼に妨害され、40人学級すれば生徒に
目がとどくようになるする訴えがつぶされ、こんななかで
本当の教育ができるのでしょうか。
 たくさんの金八先生が出て子どもたちに行きとどいた教
育がされるために、社会の大人の責任で軍事費だけ突出の
臨調路線は何としてもやめさせねばなりません。

非行防止 青少年の非行防止運動のなかで二つの大きな道があります。
ひとつは学校、家庭、地域ぐるみの教育力の発揮により解決
しようとする道と、もうひとつは検挙される少年数が「戦後
第三のピーク」非行は凶悪化しているから治安問題であり警
察依存を強化しようとする道です。
 そして後者の動きが顕著になってきているように感じます。
全校生徒の写真付住所氏名、両親の職業までが書いてある名


簿を警察に提出したり、各種青少年団体の「とにかく取り組
みだけをやっていればいい」という動きなど。
 組織と警察との協力関係を強化しようという意見、体罰を
加えることを教育の現場に積極的に導入しようとする動きが
同時進行しているようです。
 子どもの心身はバランスよく発達するものではありません。
ゴツゴツしたこんにゃく玉のような成長をして行くものです。
地域ぐるみの暖かい教育力で子どもたちを包んで、非行問題
を解決する道を大切にしたいものです。

いじめ 今、教育の荒廃がいわれていますが、その一つにいじられ
っ子の問題があります。クラスの中の一人をみんなしていじ
める。ことあるごとに集中して攻撃する。さらにすすむと徹
底して無視する。
 昔はガキ大将がいていばっていましたが、それなりにルー
ルがあり、時には心あたたまる助け合いもありました。今の
いじめられっ子は陰湿だといわれ、対象になる子は普通の子
で特に問題があるわけではなく、何が原因か分からないとい
われます。
 体育館に人形をおいて子どもたちになぐらせる学校がある
と聞き「無抵抗のものをなぐらせてうっぷんをはらさせる」
ということに心寒い思いをしましたが、「弱いものをいじめ
る」ことによってわずかに、自分の優位を保つことが習慣づ
けられるとすれば大変なことです。


 小・中学校時代からランクづけされ、偏差値で優劣をつけ
られることが一因だとすれば、いじめられる子もいじめる子
も今の教育政策の被害者といえるのではないでしょうか。


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