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1984年
教育臨調 太田市立旭小学校(九合小の分離校)が4月開校になり、
校名も従来とは違う希望にみちたものになりました。
 来年度は駒形小学校(韮川小の分離校)、城西中学校(宝
泉中の分離校)が予定され、地域に根ざした校名になります。
 国では教育制度を根本的に見直す「教育臨調」を発足させ、
政府の意向にそった委員の選任で、教科書選定にみられる平
和と民主主義を骨抜きにしようとする狙いを教育制度として
も確立することを意図しています。
 国民の願いとして40人学級の実現が国会でも決議されて
いるのに、臨調行革の犠牲にされその実現が遠くなっている
今、教育への政治介入につながる「教育臨調」の設置に国民
的な監視と、40人学級の早期実現など教育条件整備を地域
の運動として大きく進めることが重要です。
 問題の多い北中学校は今年もプレハブ教室での授業になり
ます。一日も早く分離校が出来ることをはじめ教育条件の整
備を望みます。

日本国憲法 日本国民は正当に選挙された国会における代表者を通じて
行動し・・・政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ること
のないようにすることを決意し・・・。
 今、日本国憲法前文に曲がつけられ、若者を中心に歌の輪
がひろがっています。
「日本国憲法は前文は稀代の名文である。それは日中戦争・


太平洋戦争によって流された夥しい血潮の洗礼を受けて生ま
れた文章だから」と作家の森村誠一氏は書いていますが、あ
らためて読んでみると人類共通の平和の理念が格調高く謳い
あげられています。
 今、国際ペン東京大会では「核状況下における文学」をメ
インテーマに討議がすすめられています。作家に対する政府
の弾圧や平和に対する文学の役割りが話し合われており、戦
争に対する危機感は全世界にひろがっています。
 憲法記念日を5月3日だけではなく毎日を護憲の日として、
歌による憲法をひろめることもひとつの運動ではないでしょ
うか。

トカゲのしっぽ切り ひょうきんな格好で走るエリマキトカゲの人気は拍車がか
かり、ついにデパートの商戦にも登場して人気上昇中です。
 健康保険の改悪と教育臨調の実施をゴリ押しするために「
国会正常化」をめぐり、各党間でのやりとりがあり「予算委
員会開会」を約束した自民党の国対委員長がクビになりまし
た。
「トカゲのしっぽ切り」は都合が悪くなると一部に責任を負
わせ、上層部は知らん顔をきめこむ、常とう手段として使わ
れています。
 健康保険の改悪は本紙でも毎号つたえているように、社会
保障制度の大きな柱であり、国民にいのちを守るために果し
た役割の大きさと、戦時中に改悪されたことを思うと、健康


と平和の役割りの重さを感じます。
 政府の改悪案が通ると太田の国民健康保険収入は2億
2000万円の減収になり、国保会計は動きがとれません。
トカゲのしっぽはまた生えるでしょうが、国民の負担は重い
ままです。

右翼の街宣 12月7日、16台、70人の右翼団体が県下をパレード
し、いくつかの自治体に、「議場に日の丸掲揚」を要求し、
太田にも来ました。
 日ごろの右翼の宣伝は電柱や構成物にビラを貼り、街宣車
に日の丸や軍艦旗などの旗をたて、ボリュームいっぱいあげ
た拡声機での宣伝活動は、市民の眉をひそめさせています。
 この右翼の行動は市役所広場に乱入(昭和54年5月)民
商の減税パレード妨害(昭和59年9月)など暴力行為がつ
きまとっています。
 このような右翼の行動は、中曽根自民党内閣の政治姿勢と
無縁でないことはあきらかです。
 憲法改悪を考え、靖国神社公式参拝をおこない、軍備拡大
と軍事緊張をすすめ、教育臨調を発足させた経緯をみれば、
右翼団体は「今こそ」と勇みたつのでしょう。
 民商パレードを妨害し負傷者までだした首謀者が都内で逮
捕されましたが、略式処分で罰金だけで終わりました。
 このような検察の甘さが右翼を助長させている一因にもな
っているのです。



1986年
料飲税 料飲税は戦前、軍費調達のために米英撃滅弾丸税の呼称で
ぜいたくな飲食に課税されたことに由来している。
 現在1人1回の利用料金がたった2500円を超えると利
用料金の10%の料飲税が課税されており、とてもぜいたく
税などど言えるものではない。
 臨調による「地方行革によって県財政がひきしめられたこ
とから料飲税の徴税効果が進められており、県税当局はスナ
ックから2500円の免税店を奪い、クラブ並みにコーヒー
一杯でも10%の料飲税を課税する「店の格上げ」を重点と
している。
 ところがこの格上げの判断基準は不当にも県によってまち
まちであり、群馬では「ママとジュエットする店は免税点な
し」という最も厳しい内容となっている。
 スナックのクラブ並の課税の結果、不況にもかかわらず、
昨年その業態の料飲税は「前年比65%の伸び」(おおたタ
イムス)を示し、大衆課税強化の実態がうかがえる。



1991年
家庭菜園 家の南側の10坪程の庭を耕して、野菜づくりをはじめて
から5年になりました。いわゆる家庭菜園です。大学生を2
人もかかえていたので家計を助けるためと、老後のことを考
えて今からボチボチ土に親しんでおこうと思ったからです。
キュウリ、ナスをはじめとして大根、ホウレン草、インゲン、
玉ねぎ、サヤエンドウ、京菜は毎年つくり、ショウガ、トウ
ガラシ、ニンジン、ラッキョウなどは気がむいたらつくるよ
うにしています。その他垣根のそばなどにはミョウガ、ミツ
バ、蕗(フキ)などを植えています。家庭菜園の原則は出来
るだけ農薬を使わない化学肥料を使わないことです。畑の広
さは8坪位で、4区画にわけて輪作し、連作障害を防ぎます。
シャベルなどで土を深く掘り起こし、石灰をまいて土壌の酸
度を矯正します。土を一生の友として、野菜を育て、それを
収穫し自分で料理し、それを食べる。なんと素晴らしいこと
でしょう。
尾瀬の四季 5月12日、尾瀬はまだ雪の下。でも樹木のまわりの雪は
とけて、大地のあたたかみがほのかに伝わってきます。
雪の解けた水が川となって流れ出している所では、ミズバシ
ョウが白い顔をのぞかせています。7月7日、尾瀬は花ざか
り。ニッコウキスゲの黄色の花をはじめ、アヤメ、ワタスゲ
その他名も知れぬ花々の競演です。鳩待山荘からアヤメ平に
向かって入山すると、アカゲラ、ウグイスなどの小鳥たちの


歌の合唱の歓迎を受けました。8月11日、尾瀬も真夏。9
月1日、台風一過よく晴れた尾瀬、山道を歩いていると暑く
て汗が出てきましたが、もう秋を知らせるススキの穂が出て
いるのにはびっくりしました。10月20日、長雨のせいか
紅葉の色がさえない。アヤメ平から竜宮小屋に向かう山道は、
落葉の厚いジュータンにおおわれカサカサと気持ちのいい音
がします。間もなく尾瀬は雪につつまれて、長い冬の眠りに
入るのでしょう。すばらしい尾瀬。
子どもを見守る 高崎で群馬母親大会があった。自分の息子の高校1年生の
ことで、心配でたまらないことがあって、高校生の問題の分
科会に出た。「子どもが心配なことを人に言えるのは、まだ、
それだけ余裕があるからなのよ、本当に深刻な時は、もう人
には相談しない、開き直ってきりぬけていく」と発言された
人がいた。「きりぬける力をつけていくのは親だ」と発言れ
た人がいた。精神科医の石田一宏著「青年の自立」を読んだ。
思春期、青年期(14、15歳から22、23歳ごろまで)
は人生の中でまず最初の葛藤の年代。しかし親は、その子が
どんなに弱々しくても、粗けずりでも、自分の力で立ち、歩
きはじめるのをじっと見守るしかない、とあった。子どもを
いとおしくおもい、子どもをささえているつもりで、逆に親
が子どもにささえられていたりする。さまざまな思いやねが
いをよそに、ことしも暮れようとしている。


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